長さ80mの電車A、長さ100mの電車B、長さ155mの電車Cがあります。電車Cの速さは電車Aの速さの1.2倍です。電車Aが電車Bに追いついてから完全に追いこすのに30秒かかりました。また、電車Cが電車Bに追いついてから完全に追いこすのに25秒かかりました。電車Cの速さは秒速何mですか。
※ 続きを見る場合は、下の「解説はこちらから」をクリック!
AとB、そしてBとCとの関係が分かっているので、Bの速さを基準にして考えます。
【電車AがBを追いこす様子】
次の図のように、電車AがBに追いついてから30秒後、Aの先頭はBの最後尾から80+100=180mリードしました。
つまり、電車AはBよりも1秒間に180÷30=6m多く進んでいるのですが、「1秒間に進む距離」というのは秒速のことなので、「Aの速さはBよりも秒速6m速い」と言えます。
※ 画像はすべて、クリックすると拡大します。
【電車CがBを追いこす様子】
今度は次の図のように電車CとBを比べてみると、CがBに追いついてから25秒後、Cの先頭はBの最後尾から155+100=255m先に進みました。
つまり、電車Cの速さはBよりも255÷25=秒速10.2m速いことが分かります。
また、問題文に「電車Cの速さは電車Aの1.2倍」とあることから、この2つの電車が進む速さの比は、A:C=1:1.2=5:6と表せます。
つまり、AとCの速さを次のような線分図に表すとき、Aの速さは⑤、そしてCの速さは⑥となります。
このとき、上の図のAはBよりも秒速6m速く、CはBよりも秒速10.2m速いので、AとBとの速さの比の差である⑥-⑤=①は、10.2-6=秒速4.2mにあたります。
Cの速さは比の⑥なので、4.2×⑥=秒速25.2mになります。
PR