次のグラフは、きよし君が途中で休憩をとりながらA地点から5㎞離れたB地点まで歩いていく様子を表しています。ともひさ君はきよし君より40分遅れてA地点を自転車で出発し、同じ道をB地点に向かい5分走ったときに転んだので、5分間休憩し、再びB地点に向かい出発し、転ぶ前と同じ速さで進み、ともひさ君が出発してから15分後にきよし君を追い越して先にB地点に到着しました。このとき、次の各問いに答えなさい。
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(1)
ともひさ君の進行する様子を定規を用いてグラフに書き入れなさい。ただし、グラフを描いたときに用いた補助線はそのまま残しておきなさい。また、方眼の目盛りは利用してよいが、それ以外の目盛りはとってはならないものとします。
(2)
ともひさ君の速さを求めなさい。
(3)
ともひさ君が転ばなかったら、ともひさ君が出発してから何分できよし君に追いつくか求めなさい。
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(1)
A地点を出発したともひさ君がきよし君に追いつくまでの15分間は、
・自転車で転ぶ前の5分間
・転んで休憩中の5分間
・再スタート後の5分間
の3つの部分に分けられます。
つまり、ともひさ君の実際の走行時間は15-5=10分間なので、次のグラフのようにきよし君より40+5=45分遅れてA地点をスタートすれば、10分後にはきよし君に追いつきます。
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ただし、実際には再スタート後の走行時間は5分なので、次のグラフのようにきよし君に追いついた時刻から5分さかのぼり、そこから線を左へまっすぐ伸ばして5分間の休憩を表します。
また、ともひさ君はきよし君より40分=3分の2時間遅れてA地点を出発したので、下のグラフのように「0㎞・3分の2時間」と「5分間の休憩の左端」を直線で結べば、ともひさ君が進行する様子が完成します。
なお、下のグラフの緑色の直線と最初のオレンジ色の直線は速度が同じなので平行になっているはずです。
(2)
休憩後のきよし君は5-2=3㎞を3分の4-3分の2=3分の2時間で進んだので、そのときの速さは3÷3分の2=時速4.5㎞になります。
※ きよし君の休憩前の速さは2÷2分の1=時速4㎞。休憩の前後で速さが違うので注意。
また、きよし君はともひさ君に追いつかれるまでに15分=4分の1時間進んだので、きよし君はその15分間で4.5×4分の1=1.125㎞進みました。
つまり次のグラフのように、ともひさ君がきよし君に追いついたのはA地点から2+1.125=3.125㎞離れた場所であることが分かります。
ともひさ君は、A地点からきよし君に追いついた地点までの3.125㎞をノンストップなら10分=6分の1時間で行けるので、ともひさ君の速さは3.125÷6分の1=時速18.75㎞です。
(3)
次のグラフのように、きよし君が休憩を終えたとき、2人の距離は2㎞離れていて、その後はきよし君が時速4.5㎞、そしてともひさ君は時速18.75㎞で同じ方向へ進みます。
旅人算の公式を使って、ともひさ君がきよし君に追いつくまでにかかる時間を求めてみると、2÷(18.75-4.5)=57分の8時間後になります。
ただし、答えの単位は「分」なので60倍して単位を直すと、57分の8×60=19分の160分後になります。
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