A先生とB先生は、健康のために毎週日曜日に、1周1㎞ある公園の周りを、同じ方向に、A先生は歩き、B先生は走ります。ある日曜日、A先生はトイレの前から歩き出しました。先に走っていたB先生は、A先生が歩き出してから4分後にトイレの前を通過し、さらにその5分後、675m先でA先生を追い抜きました。A先生は6周して帰宅しました。その後B先生も帰宅しました。2人が同時に通過した場所のうちで、トイレに最も近い場所はトイレから何m離れていますか。
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Aがトイレを出発してから675m先の地点でBに追いつかれるまでの流れを次のような図に表してみると、Aが675mを進むのにかかった時間は4+5=9分、Bが675mを進むのにかかった時間は5分なので、
・Aの進む速さ→675÷9=分速75m
・Bの進む速さ→675÷5=分速135m
となります。
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また、BがAに追いついたのはトイレから右回りに675m進んだ地点ですが、このコースは1周1㎞=1000mなので、トイレとの距離は次の図のように1000-675=325mと考えられます。
※ 左回り・右回りのうち、トイレまでの距離が近い方を採用する。
上の図の状態から、BはAに1000÷(135-75)=3分の50分ごとに追いつくので、その間にAは75×3分の50=1250mずつ進みます。
つまり、追いつく地点は上の図から1250mずつ先へずれていくので、たとえば2回目に追いつく地点は、675+1250=1925m、1925-1000=925mとなることから、次の図のようにトイレから右へ925m、左へ1000-925=75mの地点です。
そんな感じで、Aが帰るまでに進んだ6周=6000mを超えるまでの追いつき地点を確認してみると、
・3回目→1925+1250=3175m、3175-3000=175mなので、トイレから右へ175m
・4回目→3175+1250=4425m、4425-4000=425mなので、トイレから右へ425m
・5回目→4425+1250=5675m、5675-5000=675mなので、トイレから右へ675m、左へ1000-675=325m
となります(次は6000mを超えるのでアウト)。
以上から、追いつき地点の中でトイレに最も近いのは、トイレから左へ75mのとき(2回目の追いつき)です。
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