ある町では、駅と美術館を往復するバスが運行されていて、10分おきに駅から出発しています。この路線を走るバスは、駅から美術館まで30分かけて行き、美術館で5分待機し、そして、駅まで30分かけて同じ道を戻り、駅で5分待機します。各バスとも、この動きをくり返して駅と美術館の間を運行しています。始発のバスは9時に、最終のバスは15時に駅を出発しています。ただし、どのバスも一定の速さで走ります。次の問いに答えなさい。
(1)
始発のバスが美術館から戻る途中で、初めて別のバスとすれ違うのは、美術館を出発した何分何秒後ですか。
(2)
10時に駅を出発したバスが美術館に着くまでに、何台のバスとすれ違いますか。
(3)
15時に駅を出発した最終のバスが、この日初めて駅を出発したのは何時何分ですか。
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(1)
問題文に従ってバスの運行スケジュールを次の図のように表してみると、
・始発のバス→9時35分に美術館から駅へ向けて出発する。
・2番目のバス→9時10分に駅を出発して9時40分に美術館へ到着する。
ことから、この2つのバスが駅と美術館の間のどこかですれ違うことになります。
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バスは駅と美術館の間を30分で進むので、その2地点間の距離を30とおくと、バスの分速は30÷30=1と表せます。
9時10分に駅を出発したバスは、始発のバスが美術館を出発する9時35分までの35-10=25分間で1×25=25の距離を進みます。
したがって、9時35分には2つのバスの間の距離が次の図のように30-25=5になっています。

その後、2つのバスは次の図のように5の距離を向かい合わせで分速1ずつ進むので、その2台がすれ違うまでにかかる時間は5÷(1+1)=2.5分=2分30秒になります。

(2)
10時に駅を出発したバスは10時30分に美術館へ到着するので、その30分間に美術館から駅へ戻るバスの台数を調べればOKです。
そこで、次の図のように始発からバスのスケジュール表を書いてみると、
・始発から3台目まで→駅に到着するのが10時から10時30分の間
・4台目から6台目まで→美術館を出発するのが10時から10時30分の間
なので、10時に駅を出発したバスは、10時30分に美術館へ到着するまでの間に、下の表の6台のバスとすれ違います。

(3)
9時に駅を出発した始発のバスが再び駅を出発するのは10時10分なので、それぞれのバスは10時10分-9時=1時間10分=70分をひとつの周期として運行されていることが分かります。
9時から15時までは6時間=360分です。360÷70=5余り10なので、15時に駅を出発したバスの動きを次の図のように9時へ向けてさかのぼってみると、70分の周期を5回くり返し、さらに9時まで10分間余っていることが分かります。

このバスが最初に駅を出発したのは上の図の赤い点線で示したときなので、答えは9時10分になります。
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