列車Aは午後1時に海駅を出ました。列車Aより早く海駅を出た列車Bは午後1時15分に反対方向から来た列車Cに出会いました。その5分後、列車Aも列車Cに出会いました。列車Aと列車Bは午後2時30分に同時に山駅に到着しました。ただし、列車Aの時速は100㎞で、列車Cの時速は80㎞です。
(1) 午後1時15分のとき、列車Aと列車Bの間は何㎞ありますか。
(2) 列車Bの時速を求めなさい。
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(1)
次の図1のように、列車BとCは海駅と山駅の間のどこかで午後1時15分に出会いました。
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その5分後、今度は列車AとCが次の図2のように出会いました。
図1と図2を下のように並べてみると、午後1時15分のときの列車AとBの距離の差は、列車AとCが5分間に進んだ距離の合計と等しいことが分かります。
5分間は12分の1時間、列車Aは時速100㎞、そして列車Cの時速は時速80㎞なので、AとCが5分間で進む距離の合計は、(100+80)×12分の1=15㎞になります。
(2)
次の図のように、午後1時15分のときには列車AとBは15㎞離れていましたが、午後2時30分にはその差がちょうどなくなり、2つの列車は山駅に到着しました。
つまり、午後1時15分から午後2時30分までの1時間15分=4分の5時間で15㎞の差が縮まったので、2つの列車の速さの差は15÷4分の5=時速12㎞であることが分かります。
列車Aは時速100㎞なので、列車Bの速さは100-12=時速88㎞になります。
【補足】
列車Bの速さを時速□㎞とおき、「2人の距離の差÷速さの差=追いつくまでにかかる時間」という旅人算の公式を利用して解くと、
15÷(100-□)=4分の5時間
15÷4分の5=12
100-□=12なので、□は100-12=時速88㎞
という感じになります。
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