08/28
Sun
2011
(1)
さとる君の歩く速さは走る速さの9分の4倍なので、さとる君の走る速さを1とおくと、歩く速さは9分の4と表せます。
したがって、さとる君の歩く速さと走る速さの比は、歩く:走る=9分の4:1=4:9となります。
また、お父さんが歩く速さはさとる君が歩く速さの1.5倍なので、4×1.5=6と表せます。
次の図のように、2人は1.8㎞離れた地点から向かい合わせで同時に進み始め、8分後に出会います。
その8分間で2人が進んだ距離をそれぞれ比で表してみると、
・さとる君(走る)→比の9の速さで8分間進んだので、9×8=72
・お父さん(歩く)→比の6の速さで8分間進んだので、6×8=48
となるので、8分間に2人が進んだ距離の合計(1.8㎞)は、比の72+48=120と表せます。
※ 画像はすべて、クリックすると拡大します。
また、次の図のように午前8時に家を出発したお父さんが、家から120の距離を進むのにかかる時間は120÷6=20分です。
つまり、8時に家を出発したお父さんは、駅へ向って20分間歩いた地点から引き返し始め、さとる君と出会うまでに8分かかったので、2人が出会った時刻は8時+20分+8分=午前8時28分になります。
家から2人が出会った地点までの距離(さとし君が8分間走って進んだ距離)は比の72なので、さとし君がその地点から家まで比の4の速さで歩いてかかる時間は72÷4=18分です。
つまり次の図のように、午前8時28分に家へ向かって引き返し始めたさとし君は、その18分後に家へ到着するので、答えは8時28分+18分=午前8時46分です。
(2)
家を出発したさとし君がお父さんと出会うまでにかかった時間は8分=480秒、その地点から同じ速さで駅まで進むのにかかる時間は8分40秒=520秒なので、さとし君が家から駅まで走って進むのにかかる時間は、次の図のように480+520=1000秒です。
さとし君が走る速さは比の9、お父さんが歩く速さは比の6なので、「走るさとし君」と「歩くお父さん」の速さの比は9:6=3:2です。
また、速さの逆比は同じ距離を進むのにかかる時間の比なので、「走るさとし君」と「歩くお父さん」が家から駅まで進むのにかかる時間の比は2:3です。
つまり、「歩くお父さん」が家から駅まで進むのにかかる時間を□秒とおくと、2:3=1000秒:□秒という比例式ができるので、□には3×1000÷2=1500秒があてはまります。
つまり、お父さんは家から駅まで進むのに1500÷60=25分かかるので、答えは8時+25分=午前8時25分になります。
【補足】
(2)で時間の単位をわざわざ「分」から「秒」に直したのは、このブログだと「8分40秒」を「分」の単位に直したとき、「8と3分の2分」みたいな感じですごくまぬけな表記になってしまうからです。
実際には、「秒」に直さず分数を使って「分」の単位にそろえて解くのが普通だと思います。
「フェリス」、「麻布」などの学校名を入力して検索すると該当記事の一覧が表示されます。 「該当なし」だったらごめんなさいm(_ _)m