ある池のまわりを、A君は自転車で、B君は歩いて、同じ地点から同じ向きにまわります。A君が自転車で1周すると8分かかります。B君の歩く速さは、A君の自転車の速さより毎分144m遅いです。B君が出発して4分後に、A君が出発しました。A君がB君を2度目に追い越したのはB君が出発して19分後でした。この池のまわりの長さを求めなさい。
※ 続きを見る場合は、下の「解説はこちらから」をクリック!
B君がスタート地点を出発してからA君に2回目に追いつかれるまでの19分間を図に表してみると次のようになります。
A君がスタート地点を出発したのは、B君よりも4分遅かったので、A君が自転車に乗っていたのは19-4=15分間です。
※ 画像はすべて、クリックすると拡大します。
A君が自転車に乗っていた15分間のうち、最初の8分間でB君を1回追い越しつつ、池をちょうど1周します。
また、残りの15-8=7分間で、次の図のように池のまわりの7÷8=8分の7だけ進み、その地点でB君に追いつきました(2回目)。
※ 1周=8分の8周進むのに8分かかる→8分の7周進むのに7分かかる。
一方、B君は19分間でA君に2回目に追いつかれた地点まで進んだはずなので、次の図のように19分間で池のまわりの8分の7を進んだことが分かります。
つまり次の図のように、この2人が池のまわりの8分の7を進むのにかかる時間は、A君が7分、B君が19分なので、2人が同じ距離を進むのにかかる時間の比は、A:B=7:19です。
また、時間の逆比は速さの比なので、この2人の速さの比はA:B=19:7になります。
速さの比の差である19-7=12が、2人の速さの差である分速144mにあたるので、比の1は144÷12=分速12m、そしてA君の速さである比の19は12×19=分速228mです。
A君は8分で池を1周するので、池のまわりの長さは228×8=1824mになります。
PR