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海城2009【4】 ☆濃度☆


濃度がそれぞれ3%、5%、8%の食塩水があります。これらの食塩水を2種類以上混ぜて、6%の食塩水300gを作ります。ただし、はじめの3種類の食塩水は6%の食塩水を作るには十分な量があるものとします。
 
(1) この操作に必要な8%の食塩水の量は、何g以上何g以下になりますか。
 
(2) 濃度がそれぞれ5%と8%の食塩水を同じ量混ぜるとき、何gずつ混ぜることになりますか。
 
※ 解説を見るには、下の「解説はこちらから」をクリック!
 


(1) 
8%の食塩水がもっとも少なくてすむのは、5%の食塩水と混ぜ合わせたときです。
 
そのときの様子を天びん図に表すと、次のようになります。
651.png






(画像はすべて、クリックすると拡大します)

支点の左側→6-5=1%  支点の右側→8-6=2%
支点の左右の長さの比は、左:右=1%:2%=1:2です。
 
また、重さの比は長さの逆比なので、□g:△g=2:1になります。
 
このとき、8%の食塩水の重さ(図の△g)は、300g×3分の1=100gになります。
 
※ 300gの食塩水の重さを2:1に比例配分しています。
 
 
8%の食塩水がもっとも多く必要なのは、3%の食塩水と混ぜ合わせたときです。
 
そのときの様子を天びん図に表すと、次のようになります。

653.png 

支点の左側→6-3=3%  支点の右側→8-6=2%
支点の左右の長さの比は、左:右=3%:2%=3:2です。
 
また、重さの比は長さの逆比なので、□g:△g=2:3になります。
 
このとき、8%の食塩水の重さ(図の△g)は、300g×5分の3=180gになります。
 
以上から、必要な8%の食塩水の量は、100g以上180g以下です。
 

(2)
こさ5%と8%の食塩水を同じ量混ぜた場合のこさは、(5+8)÷2=6.5%です。
 
つまり、こさ6%の食塩水を作るには、いったんできた6.5%の食塩水を、3%の食塩水でうすめる必要があります。
 
そのときの様子を天びん図に表すと、次のようになります。

654.png


 


支点の左側→6-3=3%  支点の右側→6.5-6=0.5%
支点の左右の長さの比は、左:右=3%:0.5%=6:1です。
 
また、重さの比は長さの逆比なので、□g:△g=1:6になります。
 
このとき、6.5%の食塩水の重さ(図の△g)は、300g×7分の6=7分の1800gになります。
 
ただ、それは5%と8%の食塩水を同じ量ずつ混ぜてできた重さの合計なので、それぞれの食塩水の量は、7分の1800÷2=7分の900gです。

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