10/03
Mon
2011
次の図のように、青い直角二等辺三角形が底面、黄色い直角二等辺三角形が真上の面、そして残りの3つの台形が側面となるように展開図を折り曲げて立体を作ります。
※ 画像はすべて、クリックすると拡大します。
展開図を組み立てると、次の図のような青い立体ABCDEFができます。
この立体の底面にあるDEFは1辺4㎝の直角二等辺三角形、真上にあるABCは1辺2㎝の直角二等辺三角形なので、三角形ABCとDEFは相似です。
青い立体ABCDEFの体積を求めるには、次の図の三角すいPDEFの体積から、黄色い三角すいPABCの体積を引けばOKです。
ただ、三角すいPABCの高さにあたる辺PAが何㎝なのかは今のところ分かっていません。
次の図は、三角すいPDEFを三角形PDEが正面になるように見たときの様子を表しています。
この図の三角形PABとPDEは内角がすべて等しいので相似であり、対応する辺の長さの比はAB:DE=2㎝:4㎝=1:2です。
つまり、辺PAとPDの長さの比も1:2であり、辺ADの長さは比の2-1=1にあたるので、辺PAの長さはADと同じく4㎝になります。
つまり次の図のように、三角すいPDEFの高さにあたるPDは4+4=8㎝となることが分かったので、三角すいPDEFの体積は4×4÷2×8÷3=3分の64㎤です。
また、黄色い三角すいPABCの体積は、2×2÷2×4÷3=3分の8㎤です。
上の図の立体ABCDEFの体積は、三角すいPDEFの体積から三角すいPABCの体積を引けば求められるので、答えは3分の64-3分の8=3分の56㎤になります。
【補足】
三角すいPDEFと三角すいPABCを比べてみると、対応する辺の長さの比がすべて2:1になっているので、体積比は2×2×2:1×1×1=8:1になります。
つまり、立体ABCDEFの体積は比の8-1=7にあたるので、三角すいPABCの体積を7倍して3分の8×7=3分の56㎤と求めてもOKです。
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