忍者ブログ

気まぐれ解説カフェ(仮)

中学受験算数の入試問題を今日もゆるゆる解説中。算数プリントの無料ダウンロードは右横カテゴリ「プリントの無料ダウンロード」からどうぞ。

05/09

Thu

2024

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

05/07

Fri

2010

フェリス女学院2010【1】の(5) ☆規則性・公倍数☆


図のように正十角形のある頂点から4番目ごとの点を対角線で結んでいき、もとの頂点に戻るまで続けると、対角線は全部で5本引けます。
 
同じ約束で正十五角形のある頂点から6番目ごとに結んでいくと対角線は全部で( ア )本引け、7番目ごとに結んでいくと対角線は全部で( イ )本引けます。
 
( ア )、( イ )にあてはまる数を求めなさい。

feri1-501.png













※ 解説を見る場合は、下の「解説はこちらから」をクリック!



まずは簡単に、問題の意味を確認してみます。
 
正十角形の真上にある頂点をスタート地点として、そこから時計回りに4個ずつ頂点を進んでいくと、次の図のようにちょうど2周目でスタート地点に戻り、途中で止まるたびにオレンジ色の直線(出発点と止まった場所を結んだ対角線)が5本引けます。

feri1-502.png










(画像はすべて、クリックすると拡大します)

その結果、スタートからゴールするまでに途中で引いた5本の対角線によって、正十角形の中に次のような☆型の図形ができるのですが、そもそもなんでちょうど2周したときにスタート地点に帰ってくるのかというと・・・

feri1-503.png













正十角形の頂点は全部で10個なので、スタート地点に戻るには1周→10個、2周→20個、3周→30個、・・・のように、10の倍数だけ頂点を進めばOKです。
 
実際には頂点を4個ずつ進むので、4と10の最小公倍数である20個進んだとき、ちょうどスタート地点に戻ります。
 
20個の頂点を4個ずつ進むとき、全部で20÷4=5回止まり、そのたびに対角線を1本ずつ引くので、対角線の本数は全部で5本になっています。
 
はい、なんとなくルールを確認したところでそろそろ本題に移りましょう。
 
 
(ア)
正十五角形の頂点は全部で15個なので、スタート地点に戻るには1周→15個、2周→30個、3周→45個、・・・のように、15の倍数だけ頂点を進めばOKです。
 
実際には頂点を6個ずつ進むので、6と15の最小公倍数である30個進んだとき、ちょうどスタート地点に戻ります。
 
30個の頂点を6個ずつ進むとき、全部で30÷6=5回止まり、そのたびに対角線を1本ずつ引くので、対角線の本数は全部で5本になります。
 
 
(イ)
1周するためには頂点を15の倍数だけ進めばOKですが、実際には頂点を7個ずつ進むので、7と15の最小公倍数である105個進んだとき、ちょうどスタート地点に戻ります。
 
105個の頂点を7個ずつ進むとき、全部で105÷7=15回止まり、そのたびに対角線を1本ずつ引くので、対角線の本数は全部で15本になります。


PR

Comment

お名前
タイトル
E-MAIL
URL
コメント
パスワード

学校名で検索!

「フェリス」、「麻布」などの学校名を入力して検索すると該当記事の一覧が表示されます。 「該当なし」だったらごめんなさいm(_ _)m

最新記事

(12/18)
(12/17)
(12/16)
(12/15)
(12/14)
(12/13)
(12/12)
(12/11)
(12/10)
(12/09)
(12/08)
(12/07)
(12/06)
(12/05)
(12/04)
(12/03)
(12/02)
(12/01)
(11/30)
(11/29)

最新コメント

[11/07 ゆんたく]
[11/07 娘のママ]
[08/18 ゆんたく]
[08/18 NONAME]
[05/17 ゆんたく]
[05/16 グレートマジンガーZ]
[01/15 ゆんたく]
[01/14 NONAME]
[01/14 NONAME]
[01/14 NONAME]

プロフィール



HN:
ゆんたく
性別:
非公開
職業:
たびびと(Lv.4)
趣味:
チェロの演奏
自己紹介:
かつてゆんたくと呼ばれていたゆんたくです。

こんなゆんたくへ何か個人的に連絡したいことがおありでしたら、下記アドレスまでメールにてお願いいたします。

hassysar@gmail.com


カウンター





Copyright © 気まぐれ解説カフェ(仮) : All rights reserved

TemplateDesign by KARMA7

忍者ブログ [PR]