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2010

海陽2010【3】 ☆規則性・9つの数の和の規則☆


下の表は、ある規則で1から99までの奇数を並べたものです。いま、たて、横3つずつ合計9つの数を1つの組として、表の左から順に組を作っていきます。例えば、図のオレンジ色の線で囲まれているのは3番目の組です。このとき、次の問いに答えなさい。

※ 画像はクリックすると拡大します。

kaiyo301.png



(1) 3番目の組の9つの数の和を求めなさい。
 
(2) 10番目の組の9つの数の和を求めなさい。
 
(3) いちばん最後は何番目の組になりますか。
 
(4) 9つの数の和が711となるのは何番目の組ですか。
 
(5) (4)の答えを求めたときの、君の考えを説明しなさい。
 
(6) 9つの数の和が27の倍数となるのは全部で何組ありますか。
 
 
※ 続きを見る場合は、下の「解説はこちらから」をクリック!
 
 

(1)
素直に9個の数を足し算しても答えは出るのですが、この後の問題をスムーズに解くためにも、カンタンな合計の求め方を確認しておきましょう。
 
下の図の青い2つの数の和は5+13=18なので、9が2個あると考えられます。
 
同じように他の緑色、黄色、オレンジ色の和もそれぞれ18になるので、やはりそれぞれ9が2個ずつあると考えられます。
 
※ 画像はすべて、クリックすると拡大します。

kaiyo302.png











つまり、上の図には「中央にある9」と「9が2個ずつ4組」あるので、9が全部で1+2×4=9個あると考えられます。
 
したがって、3番目の組の9つの数の和は9×9=81になります。
 
 
(2)
次の図のように、1番目の組の中央は5、2番目の組の中央は7、3番目の組の中央は9、4番目の組の中央は11、・・・と変化していきます。

kaiyo303.png





つまり、□番目の組にある中央の数は「5+2×(□-1)」という式で求めることができるので、10番目の組の中央には5+2×(10-1)=23があります。
 
10番目の組も次の図のように、中央にある23が全部で9個あると考えられるので、9つの数の和は23×9=207になります。

kaiyo304.png





(3)
いちばん最後の組の中央には95があるので、その数とさっきの問題で使った式を使って答えを求めます。
 
5+2×(□-1)=95の□にあてはまる数を求めてみると、95-5=90、90÷2=45、45+1=46になります。
 
したがって、いちばん最後は46番目の組になります。
 
 
(4)
9つの数の和が711となる組の中央にある数は、711÷9=79になります。
 
5+2×(□-1)=79の□にあてはまる数を求めてみると、79-5=74、74÷2=37、37+1=38になります。
 
したがって、9つの数の和が711となるのは38番目の組になります。
 
 
(5)
(4)の求め方をそのまま書けばOKです。
 
ポイントとしては、「中央にある数の求め方」「中央にある数を使って何番目なのかを求める」という2つの内容があれば正解となります。
 
 
(6)
1組目の数の和は5×9=45、2組目の数の和は7×9=63、3組目の数の和は9×9=81と見ていけば分かるように、それぞれの組の数の和はすべて9の倍数になっています。
 
つまり、1組目の5×9=45から46組目の95×9=855の中で、27の倍数になっている場合(つまり9と27の公倍数)を数えていけばOKです。
 
 
【範囲にあてはまる最小の数を見つける】
 
45÷27=1余り18なので、組の数の和が27×2=54ならば45以上855以下の範囲にあてはまります。
 
ただし、組の数の和が54だと中央が54÷9=6になってしまうのでダメです。
 
※ それぞれの組の中央の数は5から95までの奇数。偶数はアウト。
 
したがって、範囲にあてはまる最小の数は27×3=81で、そのときの組の中央にある数は81÷9=9になります。
 
※ 実は(1)ですでに見つけていました。
 
 
【範囲にあてはまる最大の数を見つける】
 
855÷27=31余り18なので、組の数の和が27×31=837ならば45以上855以下の範囲にあてはまります。
 
また、そのとき組の中央にある数は837÷9=93になります。
 
kaiyo305.png











つまり上の図のように、条件にあてはまるのは「27×□」の□に3から31までの奇数をあてはめたときなので、答えは(31-3)÷2+1=15組になります。
 
 
※ 最後の式の意味
 
① 31-3・・・まずは31から「1・2・3」を取り除く
② ÷2・・・残りの4から31までの28個の数字の中に、偶数と奇数が14個ずつある
③ +1・・・最初に取り除いた数字の中で「3」だけ戻してあげる


 
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